痴漢専用車両というのが公になったのは、一体いつ頃だっただろうか。
マッチング系のサイトでバズりにバズって、賛否両論ながらも受け入れられていったのは、もうずいぶんと昔の話だ。
そして私も――ようやく今日、初めて痴漢専用車両に乗り込むことができた。
アプリでの手続きを終えた私は、おずおずと車両に乗り込む。
車両内は、痴漢専用にしては、人がまばらだった。私はほっとしたような、残念なような気持ちを抱えながら、奥へと進んでいく。
通勤時と同じように手すりにつかまって、発車したのを確認して、ようやく一息ついた。
すると、すぐさま私の背後に一人の男性がぴったりとくっついてくる。
(き、きた……!)
心臓がドキドキと早鐘を打ち始める。私は振り返ろうとしたが、それより先に背後から手が回ってきた。
「んっ♡」
大胆に胸を鷲掴みにされ、思わず声が出てしまう。
「んっ♡んんっ♡」
そのままもにゅもにゅと揉みしだかれ、私は手すりをぎゅっと握りしめて耐えた。
「ふ、ぅうっ……♡んぅっ♡」
私が反応を示したことで、痴漢の勢いは増していく。
「ぁあっ♡んんっ♡やぁっ♡」
服の上から乳首を探り当てられ、カリカリと引っかかれる。その刺激に腰が砕けそうになり、私は慌てて手すりにしがみついた。
(こんな、電車の中で……っ♡)
普段なら絶対に考えられない状況だが、今はその非日常感がたまらない。
「んっ♡んんっ♡」
もどかしさに身悶えていると、今度はスカートの中に手が入ってきた。タイツ越しにお尻を撫でられ、私はさらに興奮してしまう。
周囲を見回しても、誰も助けてなんかくれない。各々が車内で体をまさぐりあい、快楽を貪っている。
「は、ぁ……っ♡」
私はもうすっかり発情しきっていて、気づけば自ら腰を突き出していた。すると痴漢の手も動きを再開し、タイツを引き裂いて直接お尻に触れてくる。
(あ……♡)
痴漢は、すでに下着を下ろしていたらしい。ごつごつとした手が直接お尻を撫で回し、私はびくんと震えた。
「んっ♡ふ、ぅうっ♡」
(きもちい……っ♡)
普段は得られない倒錯的な快感に、私はすっかり酔いしれていた。
痴漢の手は、私のお尻をゆっくりと撫で回した後、前へと移動してくる。そして、すでにぐしょ濡れになっている割れ目に触れた。
「ぁ……っ♡」
ぬるりと愛液で濡れたそこを撫でられて、背筋が震える。痴漢はそのままおまんこを割り開くと、くちゅくちゅと音を立てながら中を刺激し始めた。
「ぁ……っ♡ん、ふ……っ♡」
指先の動きは優しくてもどかしくて、私は無意識のうちに腰を揺らしていた。もっと激しくしてほしい――そんな気持ちを込めて、痴漢の指を締め付ける。
すると、それに応えるように中の指が動き出した。
「んっ♡ぁ……っ♡」
(あ、すご……っ♡)
私の気持ちいいところを探るように、内壁を擦り上げられる。その刺激に腰が跳ね上がるが、痴漢はしっかりと私の体を支え、逃がさない。
「ぁ……っ♡んっ♡」
(だめ……っ♡声、出ちゃう……♡)
私は必死に唇を噛んで声を抑えた。すると、それを察したかのようにクリトリスを押しつぶされる。
「ぁっ♡や、ぁあああっ♡♡♡」
(クリ責め、だめ……っ♡)
そのままぐりぐりと捏ね回され、私は呆気なく絶頂を迎えた。体がびくびく震え、愛液が溢れ出していく。
「は……っ♡ぁ、う……っ♡」
(もう、イっちゃった……♡)
痴漢の指はまだ中に入ったままで、ぐちゅりと音を立てながら抜き差しされる。その感覚にさえ感じてしまい、私は熱い吐息を漏らした。
「んっ♡ふ……っ♡」
痴漢は私の弱いところを熟知しているかのように、的確に責め立ててくる。私はその快感に酔いしれながら、痴漢に身を任せていた。
「ぁ……っ♡」
(もっと……)
痴漢の指はいつの間にか二本に増えており、ばらばらと動き回っては私の中を広げていく。すっかり潤み蕩けた膣肉は、物足りなさそうにひくついていた。
「んっ♡ふ……っ♡」
(もっと、ほしい……♡)
痴漢の指先が気持ちいいところを掠めるたびに、私は期待に満ちた眼差しで背後を振り返る。しかし、痴漢は一向に次のステップへ進もうとはしなかった。
(どうして……?)
私は焦れったく思いながらも、痴漢の指が与えてくれる快楽に夢中になっていた。
「んっ♡ぁ……っ♡」
痴漢の指は絶妙な力加減で中を刺激し続け、私の体を絶頂へと導いていく。しかし、決して達することはできずに、私は焦れったさに腰を揺らした。
(イきたい……っ♡)
しかし、痴漢はそれでも私の中を刺激し続けるだけで、それ以上は何もしてくれない。私はついに耐えきれなくなって、自分から腰を動かし始めた。
「ん……っ♡」
(はやく……っ♡)
腰を突き出すようにしてお尻を突き出し、痴漢の指にクリトリスを押し付ける。痴漢の指は、それを待っていたかのようにきゅっと摘み上げた。
「んぁっ♡や、ぁああっ♡♡♡」
(これ……っ♡すごい……っ♡♡♡)
待ち望んでいた刺激に、私は歓喜の声を上げる。そのままぐりゅっと押し潰されて、あまりの快感に目の前が真っ白になった。
「は……っ♡ぁ、うっ♡」
(だめ……っ♡また、イっちゃう……っ♡♡♡)
痴漢の指は私の弱点を的確に捉えて、容赦なく責め立てる。私はその快感から逃れようと身をよじったが、逃れられるはずがなかった。むしろその動きのせいで余計に強く刺激されてしまい、私はあっさりと絶頂を迎える。
「ぁ……っ♡ん、ふ……っ♡」
(イったのにぃ……っ♡♡♡)
しかし痴漢の手は止まらず、さらに追い討ちをかけるように中を刺激してきた。絶頂直後の敏感すぎる体には強すぎる刺激で、私は目を見開いて絶叫する。
「ぁっ♡や、ぁああっ♡♡♡やめっ……んぁあっ♡♡」
強すぎる快感に泣き叫ぶが、痴漢の手は止まることなく私を責め続ける。そしてついに――待ち望んでいた瞬間が訪れた。
「ぁ……っ♡」
ジジッ……♡とファスナーを下ろす音が聞こえ、むき出しになったお尻に熱いものが押し当てられる。
(やっと……っ♡)
私はごくりと唾を飲み込み、期待に満ちた眼差しで背後を振り返った。痴漢は私が振り返るのを待っていたかのように、一気に奥まで貫いてくる。
「んぁあああっ♡♡♡」
待ち望んでいた刺激に、全身が歓喜に打ち震える。痴漢の剛直は、指とは比べものにならないほどの質量と熱を持っていた。
「ぁ……っ♡すご、い……っ♡♡♡」
(これ、やば……っ♡♡♡)
その大きさに圧倒されながらも、私は無意識のうちに腰を揺らしていた。もっともっと気持ちよくなりたくて、自ら快感を得ようとしている。
痴漢はそんな私に応えるように、ピストン運動を開始した。
(すご……っ♡♡♡)
太くて長いそれが、内壁を擦り上げながら抽送される。私はその動きに合わせるように腰を揺らし、快感を貪った。
散々喘いでしまったあとではあるが、私は必死に唇を噛み締める。しかし、痴漢はそれを嘲笑うかのように、私の弱いところばかりを狙って責め立ててきた。
「ん……っ♡ふ、ぅうっ♡」
(だめ……っ♡声、出ちゃう……♡)
なんとか我慢しようと努力するが、激しい抽送によってすぐに思考が霧散してしまう。私はただ、痴漢の腕の中で快楽に溺れていた。
「ぁ……っ♡ん、ふ……っ♡」
(だめなのにぃ……♡)
痴漢はそんな私の様子を察してか、さらに強く中を突き上げてくる。更に背後から胸元に手が伸びてきて、服の上から乳首を摘まれた。
「ひぁあっ♡♡♡」
強い刺激に、私は思わず声を上げる。痴漢は構わず指先で転がすようにして弄び始めた。
「ぁっ♡や、ぁああっ♡♡♡」
(だめ……っ♡それ、弱いの……っ♡♡♡)
敏感な突起を愛撫され、私は体を仰け反らせて悶える。その間も痴漢のおちんぽが出入りするたび、膣壁を擦り上げられてたまらない快感に襲われた。
「ぁ……っ♡んっ♡」
(これ、すごい……っ♡♡♡)
今まで経験したことのないほどの快感に、頭が真っ白になる。しかし痴漢はそんな私を気遣う様子もなく、激しく腰を打ち付けてきた。
「ぁ……っ♡や、ぁああっ♡♡♡」
(またイっちゃう……っ♡♡♡)
絶頂を迎えそうになったところで、痴漢は突然動きを止める。そして、私の耳元に顔を寄せてきた。
「もっと気持ちよくなりたいか?」
低く掠れた声が鼓膜を震わせ、私はぞくりと体を震わせる。痴漢は私の耳を舐めながら、もう一度同じことを尋ねてきた。
「ん……っ♡なりたぃ……っ♡♡♡なりたい、です……♡♡おまんこもっと――もっと気持ちよく、してください……♡♡♡」
私 は自ら腰を振り、痴漢に媚びるような言葉を口にする。すると、痴漢は再び抽送を始めた。
「ぁっ♡あ……っ♡」
(これ……っ♡♡♡すごいぃ……っ♡♡♡)
どちゅっ♡どちゅっ♡♡と重い音を立てながら先ほどよりも激しく奥を突き上げられ、私は歓喜の声を上げる。痴漢はそんな私を見て満足げに笑うと、私の胸を鷲掴みにした。
「ひぅうっ♡♡♡」
痴漢の手の中で胸が形を変え、その刺激にすら感じてしまう。私は無意識のうちに腰を揺らし、さらなる快感を求めていた。
(もっと……っ♡♡♡)
痴漢はそんな私に応えるように、さらに強く腰を打ち付けてくる。私はそれに応えるように自らも腰を振り、痴漢の剛直を締め付けていた。
「は……っ♡ぁ、う……っ♡♡♡」
(これぇ……っ♡♡♡すごすぎるぅ……っ♡♡♡)
子宮口をノックされる度に、目の前がチカチカと点滅する。私は無意識のうちに絶頂へと向かっていた。
しかし――。
「ん……っ♡ぁ、う……っ♡」
(やだ……っ♡♡♡)
痴漢はそんな私の様子を察してか、急に抽送を緩やかにする。あと少しで達することができると思っていた私は、物足りなさに思わず腰を揺らしてしまった。
「ぁ……っ♡ん、ふ……っ♡やぁっ、なんで……♡♡♡」
痴漢は私の腰の動きに合わせて、抽送のスピードを緩める。そして、ゆっくりとした動作でおちんぽを引き抜いたかと思うと――一気に奥まで貫いてきた。
「ん、ぁああっ♡♡♡ぉ゛、おぉ゛ッ♡♡♡」
(だめ、これ……っ♡♡♡)
先ほどとは比べものにならないほどの快感が全身を駆け巡り、私は獣のような声を上げる。しかし痴漢は容赦することなく、再び腰を打ち付けてきた。
「んぉ゛ッ♡おほぉおおぉっ♡♡♡」
(すごすぎるぅうっ♡♡♡こんな……っ♡♡♡おちんぽで、子宮潰されるぅうっ♡♡♡)
あまりの激しさに、私は舌を突き出して喘ぐことしかできない。痴漢はそんな私の反応を楽しむかのように、何度も何度も腰を打ち付けてきた。
「んぉ゛ッ♡おほぉおおぉっ♡♡♡」
(すご……っ♡♡♡こんなの、むりぃいいっ♡♡頭ばかになっちゃう♡おまんこハメられるの、すっごく気持ちいいのぉっ♡♡♡)
痴漢は容赦なく私の弱いところを責め立て、暴力的なまでの快感を与えてくる。私はもう何も考えられず、ただ与えられる快楽に溺れていた。
「んぉ゛ッ♡おほぉおおっ♡♡♡」
(だめ……っ♡こんなの、すぐイっちゃうぅううっ♡♡♡)
激しいピストン運動に、私の体は限界を迎えようとしていた。痴漢もそれを察したのか、ラストスパートとばかりに激しく腰を打ち付けてくる。
「ッ、ひぃ♡あ♡あ、ぁあっ♡♡♡イく、ぅっ♡ん゛ぉ♡イく♡イく♡イ、ぐぅううっ♡♡♡」
痴漢の剛直が、私の弱点を押し潰した瞬間――私はおびただしい量の潮を吹きだしながら絶頂を迎えた。それと同時に、熱い飛沫がお腹の中に注ぎ込まれる。
(あ……っ♡中出し、されてるぅううっ♡♡♡)
どぷっ♡どぷどぷっ♡♡と大量の精子を流し込まれ、私は幸福感に酔いしれていた。しかし痴漢は最後の一滴まで搾り取ろうとするように、ゆるゆると腰を動かしている。
「ぁ……っ♡ん、ふ……っ♡」
(すごかったぁ……♡)
痴漢の剛直が引き抜かれると、栓を失ったそこからどろりとした白濁液がボトッ♡と垂れ落ちた。
私は余韻に浸りながら、その感覚を堪能する。
すると、痴漢は何事もなかったかのように私のそばから離れていった。だが、すぐさま別の人が私のところにやってくる。
「ぁ……っ♡」
(また、犯してもらえるんだ……♡♡♡)
私は期待に胸を膨らませながら、次の快楽を待ち望むのだった。