「社長、お疲れさまでした」
大手企業の社長秘書として働いている私は、今年で結婚三年目――結婚を機に転職したのだが、仕事にも随分と慣れてきた。
「お疲れ。今日の商談、大変だっただろう?」
勤めている会社の社長、高月さんは、元々モデルもしていたというイケメンだ。今は芸能事務所を経営しているが、その美貌は一線を退いても陰ることはない。
「いえ……自宅で資料をしっかりと作っていったので、何とか対応できました」
「ごめんね。家でまで仕事させちゃって……旦那さん怒らない?」
「主人は――私のこと、特になんとも思っていないみたいなんで」
多分夫には、私の他に恋人がいる。
確たる証拠はないが、ちょっとした態度や言動、行動で何となく分かる。
私と夫は結婚前からの友人だった。だから彼の交友関係もある程度知っているのだが――最近、気になる人ができたようだ。
「あ……なんかごめんね?その……デリカシーなかったよね、俺」
「いえ……大丈夫です。気を遣わせてしまって申し訳ありません」
夫を困らせたくない。だから私は、仕事を理由に一人で食事を済ませたり、仕事そのものに没頭するようにしていた。
離婚は考えていない。でも――あの家にいると息苦しい。
そして何より、寂しさで押し潰されそうになるのだ。
そんな時だった。高月さんから、こんな誘いを受けたのは。
「あの……今日さ、一緒にご飯食べにいかない?……色々お世話になってるんだし――話くらい聞くよ」
高月さんの誘いを、私は二つ返事で承諾した。
彼と二人で食事するのはこれが初めてではない。仕事のことで何度も食事をしながら話し合ったことがあるし、どうせ家に帰っても――たとえ帰らなくても、夫は私のことなんてどうでもいいと思っているはずだ。
「ありがとう……ございます」
ただの食事になるはずがない。
どことなく熱っぽい視線を見ないふりをして、私は彼と共に会社を出た。
社長が連れて行ってくれたのは、都内の高級ホテル――の最上階にあるレストランだった。薄暗い店内にはジャズが流れていて、落ち着いた雰囲気がある。
そこで食事をして、当然のようにそのホテルの一室へ向かう。……食事中も、ホテルの部屋についてからも、社長は親身に私の話を聞いてくれた。
「旦那さんのこと、好きなの?」
社長に問われて、私は小さく首を傾げた。
「わからないんです。もう……」
「そっか……寂しいよね」
社長が私の頭を撫でた。そのまま優しく抱き締められ、唇を重ねられる。
何度も角度を変えて口付けられ、舌を絡め合う濃厚なキスに頭がぼうっとしてくる。
「ん、っふ……♡」
社長の手はするすると下に降りていき、スカートの中へ滑り込んできた。ショーツ越しに秘部を撫でられて、腰が跳ねる。
「ぁ、ん……♡」
「可愛いね……キスだけでこんなに濡れちゃうんだ」
耳元で囁かれる言葉にすら感じてしまい、身体が熱くなる。社長の手はショーツの中へ入り込み、直接私の秘部に触れた。くちゅりという水音が聞こえてきて恥ずかしい。
クリトリスを優しく撫でられ、腰が揺れてしまう。
「ゃ、あ……っ♡」
「……クリ弱いんだね」
「んっ♡ぁう……♡あっ、あぁんッ♡♡」
敏感な部分を執拗に攻められ、甘い声を上げてしまう。いつの間にか社長は私のブラウスを脱がせていて、ブラジャー越しに乳首を摘まれていた。
「ぁ、あ♡だめ、ぇ……っ♡」
胸への愛撫に気を取られていると、社長の指が膣へ挿入された。Gスポットを擦られて、背中が仰反る。
「んゃああっ♡♡あっ、あぁんっ♡♡」
「可愛い声……もっと聞かせて」
くちくちっ♡ぬちっ♡♡ずりゅずりゅっ……♡♡♡
「や、ぁあッ♡あっ、あ……っ♡♡んぁっ、あぁあんッ♡♡♡」
同時にクリトリスも刺激され、頭が真っ白になる。私は呆気なく達してしまった。
しかし社長は手を緩めず、今度は中に指を二本挿入してきた。バラバラに動かされたり、抜き差しを繰り返されて、また快感に襲われる。
「あっ♡や、ぁ……っ♡♡んんっ♡」
「……指だけじゃ物足りないかな?」
社長は私の中から指を引き抜くと、ズボンの前を寛げた。そこから現れたものに、私はごくりと唾を飲み込んだ。
――大きい……♡それに、すごく硬い……♡
「旦那さんのと比べて、どう?」
「ぁ、あ……っ♡ん、おっきぃ、れす……♡」
私の答えに気を良くしたのか、社長は嬉しそうに笑った。そして私を抱き寄せ、対面座位の体勢になる。
ずぶぶっ♡♡♡どちゅっ♡♡ぱんっぱんっ!!♡♡♡♡
「ひぁあああっ♡♡あっ、あぁんっ♡♡」
一気に奥まで貫かれ、目の前がチカチカする。そのまま激しくピストンされ、子宮口を突かれる度に甘い声が漏れてしまう。
「ぁ、あ……っ♡やぁあッ♡♡おく、当たってぇ……っ♡♡♡」
「気持ちいい?」
「んぁっ♡あぁっ……♡♡き、もちいぃっ♡イイ、ですぅっ♡♡♡」
セックスなんて、いつぶりだろう。
久しぶりに、女としての自分を求められている――そう思うと、どうしようもなく興奮してしまう。
「やぁあ……っ♡♡しゃちょ、ぉっ♡あんっ♡♡♡社長♡しゃちょぉ……っ♡♡♡」
「あはは、可愛いね。……でも、社長じゃなくて名前で呼んでほしいな」
「んぁっ♡あっ、あ……♡だ、めぇ……っ♡」
社長――いや、高月さんは動きを止めると、私の耳元に唇を寄せてきた。そして低く甘い声で囁く。
「ほら、アンアン喘いでばっかりじゃなくて、えっちな声で俺のこと呼んで♡まんこぎゅーぎゅー締め付けながら、今誰に犯されて気持ちよくなってるのかちゃんと言って?」
「ぁ、あ……っ♡♡んぁっ♡あっ、あぁあんッ♡♡」
高月さんはゆるゆると腰を動かし始めた。私は必死に言葉を紡ごうとするが、強すぎる快感のせいで上手く話せない。それでも何とか名前を呼ぼうと口を開くが――次の瞬間にはまた激しく突き上げられていた。
どちゅっ♡ずりゅっ、ぐちゅっ♡♡♡
「ひぁああッ♡♡あっ、あ……っ♡♡しゃ、ちょぉっ♡♡♡」
「違うでしょ?ほら――言ってごらん?」
「……ぁ、う……♡」
私は唇を噛み締める。恥ずかしくて堪らないが――言わないと終わらないだろう。
「た、高月さん、です♡♡わたし、の……♡おまんこどちゅどちゅ♡ってノックして♡♡犯してくれてるの……♡♡高月さんの、おちんぽぉ……♡♡♡」
私は羞恥心を押し殺して、卑猥な言葉を口に出した。それを聞いた高月さんは満足そうに微笑むと、再び激しいピストンを再開した。
ぱんっぱんっ!!♡♡♡どちゅんどちゅんッ!!♡♡♡♡ごりゅごりゅっ!♡♡♡♡ぐぽっ♡ずろろっ……♡♡♡
「ひぁああッ♡♡あっ、あ……っ♡♡んぁっ、あぁあんッ♡♡」
「はー……♡可愛い♡俺のちんぽ気持ちいい?♡」
「んっ、ぁう……♡あっ、あ……っ♡♡きもちいぃっ♡♡♡高月さんのおちんぽでぇっ♡♡♡おまんこずぽずぽされるの、しゅきぃ……っ♡♡♡」
「ははっ♡やっぱり可愛いね……ッ♡」
――どうしよう。気持ちいい。気持ち良すぎておかしくなりそう……♡♡♡ 私は無意識のうちに自ら腰を振っていた。それに応えるように高月さんも激しくピストンを繰り返してくれる。
こんなの、いけないことなのに。不倫になっちゃうのに――すごく、気持ちいい……♡♡♡
「んぁっ♡あっ、あ……っ♡♡イっちゃ、う♡♡イッちゃうぅっ♡♡♡」
「いいよ。俺もそろそろ出そう♡」
どちゅっ!ぐりゅっ、ずちゅんっ!!♡♡♡♡ばちゅっ!♡♡♡♡ぱんっぱんぱつっ!!♡♡♡♡♡
ラストスパートをかけるように、高月さんは激しく腰を打ち付けてきた。
そして――子宮口に亀頭を押し付けるようにして、熱い飛沫を吐き出した。
どぴゅっ♡♡♡びゅるるる~~ッ!!♡♡♡♡どくんどくん……っ♡♡ごぷっ♡どろぉ……♡♡♡
「ひぁああっ♡♡あっ、あ……っ♡♡や、ぁああ……っ♡♡♡」
――すごい。まだ出てる……♡熱いのいっぱい出されてるぅ……♡♡♡ 高月さんは射精しながらゆるゆると腰を振り続けている。そのせいで中出しされている感覚をより強く感じてしまい、また軽く達してしまった。
「はぁっ……めっちゃイイ……♡」
ずるりと引き抜かれた陰茎には白濁液がまとわりついていて、酷く淫猥だった。
私は荒く呼吸を繰り返しながら、ぐったりとベッドに横たわる。
「はぁ……っ♡ん、ぅ……♡」
「ね、しゃぶって……君の口で、俺のちんぽ綺麗にして……?」
「は――」
そんなこと、夫にだってしたことはない。
それなのに――私の唇は、無意識のうちに彼のものに吸い寄せられていた。
「んふ、ぅ♡♡♡ちゅ、ぅ……っ♡♡♡」
「そう、上手だね♡もっと舌使って……」
「んむ……っ♡♡んっ、ぢゅぷ……♡」
口内に広がる青臭い匂いに頭がくらくらする。それでも必死に奉仕していると、次第に硬度を取り戻してきたのがわかった。同時に下腹部が疼き始める。
だめ……だめ、なのに……♡私は無意識のうちに、自分の秘部に手を伸ばしていた。くちゅっ♡と湿った音がして、愛液が糸を引く。
「ん……っ♡は、ぁん……♡」
クリトリスを擦るように刺激すると、腰が跳ねてしまうほどの快感に襲われた。それを見計らったかのように――高月さんは私の手を取って、自分のものを握らせた。
「俺のちんぽしゃぶりながらオナニーするなんて、エロすぎ♡」
「だ、だって……んむっ♡こんな、ひ、久しぶり、で……っ♡♡」
――こんなの、絶対ダメなのに。頭では分かっているのに、手が止まらない。私は夢中で手を動かしていた。
「はぁっ♡あっ♡♡んぁっ、あぁあんっ♡♡♡」
片手でおちんぽを扱きながら、もう片方の手でクリトリスを弄る。気持ちよくて堪らないのに、何故か物足りなさを感じてしまって――私は無意識のうちに腰を浮かせていた。
「あっ、ぁ♡高月、さん……♡♡♡高月さん、の……っ♡♡欲しい、です……♡♡♡」
「……いいの?」
「んっ♡あ、ぁ……っ♡♡♡だ、めなのにぃ……♡でも、もう我慢できないんです……っ♡♡♡」
早く挿れてほしい。奥まで突いてほしい。めちゃくちゃにしてほしい――そんな欲求ばかりが募っていく。
「俺のちんぽ欲しいの?♡旦那さんよりも?」
高月さんは意地悪く問い掛けてくる。私はこくこくと何度も首を縦に振った。
「ほし、い……っ♡♡♡高月さんのおちんぽで、もっといっぱい犯してぇ……♡♡♡」
――言ってしまった。こんなこと、絶対に許されないのに。
それでも、もう我慢できなかった。夫への罪悪感よりも、快楽を求める気持ちの方が勝ってしまったのである。
「あははっ♡可愛いなぁ……本当に、可愛すぎ」
高月さんは私の頭を撫でると――硬く張り詰めた陰茎を秘裂に押し当てた。そして一気に奥まで貫いた。
「ぉ゛おお゛ッ!?♡♡♡あ゛ッ、ぁ……っ♡♡♡」
どちゅっ!ずちゅんっ!!♡♡♡♡ぱんっぱんっ!!♡♡♡♡ごりゅごりゅっ!♡♡♡♡ぐぽっ♡ずろろっ……♡♡♡
淫らな音を立てて、激しくピストンされる。子宮口を突かれる度に目の前が真っ白になり、意識が飛びそうになった。
「んぉ゛っ♡♡♡おっ、お……っ♡♡♡」
「はー……♡すごい締め付け♡気持ちいいよ♡」
「んぁっ♡あっ、あ……っ♡♡わたしも、きもちいぃっ♡♡♡」
夫以外の男に抱かれているという事実に背徳感を覚えながらも――私は自ら腰を振り、快楽を貪っていた。
ぐぽっ♡ずりゅっ、ぐちゅっ♡♡♡ごりゅごりゅっ!♡♡♡♡ずろろっ……♡♡♡
「や、ぁあっ♡♡おく、当たってるぅ……っ♡♡♡」
「ここ突かれると弱いんだよね♡ほら、もっと締めて♡」
ぱんっぱんっ!!♡♡♡♡どちゅっ!♡♡♡♡ずりゅっ、ぐぽっ♡ずろろっ……♡♡♡ごりゅごりゅっ!♡♡♡♡
「あへっ♡♡あっ、あ……っ♡♡♡おくしゅごいぃっ♡♡♡」
「あはは、すごい声♡旦那さんとするときもそんな声出してるの?」
「んっ、ぁう……っ♡♡♡だ、め……♡♡旦那のちんぽと、ぜんぜんちが、ぁああッ♡♡♡」
――だめなのに。こんなことしちゃいけないのに。気持ちよくて堪らない。もっと欲しいと思ってしまう。
高月さんは私の両脚を抱えると、より深くまで侵入してきた。
子宮口をこじ開けるように突き上げられ、頭がおかしくなりそうになる。
「んぉっ♡♡♡おっ、お……っ♡♡♡そこ、らめぇっ♡♡♡」
「なんで?♡ここ突くとまんこぎゅうぎゅう締まるけど?」
ぱんっぱんっ!!♡♡♡♡どちゅっ!♡♡♡♡ずりゅごりゅっ!♡♡♡
「んひぃいっ♡♡♡あ、ぁああッ♡♡♡」
――だめ。もう何も考えられない。ただ気持ちよくなりたいという欲望だけが膨れ上がっていく。
私は無意識のうちに、自ら腰を振っていた。すると高月さんは私の両脚を抱え直し、体重をかけて押し潰すようにピストンしてきた。
「あ♡ぁひっ♡♡♡イ、く……っ♡♡♡イっちゃうぅううっ♡♡♡」
――来る。またあの感覚が襲ってくる。夫ではない男に犯されて、絶頂を迎えようとしている自分が信じられないけれど――それでも身体は正直に反応してしまう。
「いいよ♡イッて♡」
耳元で囁かれた瞬間、頭の中が真っ白になった。それと同時に膣内が激しく収縮する。
――どぴゅっ♡♡♡びゅるるる~~ッ!!♡♡♡♡どくんどくん……っ♡♡ごぷっ♡どろぉ……♡♡♡
「ひぁあああっ!♡♡♡あ、ぁ……っ♡♡♡」
熱い飛沫が注ぎ込まれる感覚と共に、私も絶頂を迎えた。目の前がチカチカして、意識が飛びそうになる。
ずるりと引き抜かれると同時に、大量の白濁液が溢れ出てきた。その量の多さに驚きながらも――私はどこか満たされている自分に気付くのだった。